moondust on the radio

The only heaven I know is heaven in the sound.

ライブはシャボン玉のような儚さがあると、秋山黄色に教えられた気がする

2022.04.03.sun

 

秋山黄色のライブにいってきました。

 

秋山黄色

一鬼一遊ツアー Lv.3

2022/04/03 (日)  16:15 開場  17:00 開演

会場  ペニーレーン24

自由席  5,000円

 

 

3月に発売した『ONE MORE SHABON』のレコ発ツアーになりますかね。

 

場所はペニーレーン24。札幌はだいぶ雪も解けたのでクロスバイクで会場へ向かいました。16時過ぎに行くと既に100人くらい並んでました。

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今回は整理番号順ですが、オールスタンディングでなくフロアに椅子がぎっしり設置されていました。先に入った人から好きな席に座るスタイル。

前回のツアーにも行きましたが、その時の3倍?くらいはお客さん入ってましたね。客層も10代から40代くらいと幅広い。確実に集客増えてる!

 

黄色君はSEが割とセンス良くて楽しみなんですが、今回も宇多田ヒカルビークル(懐かしい)など流れていました。あとは知らない曲が多め…気になる曲があったので、是非またTwitterでプレイリスト載せてほしい。

 

ちなみに前回のツアーのSEプレイリストはこちら。本人Twitterに載せてました

 

※7/4 追記

秋山黄色さんがTwitterにプレイリストあげてくれました。

 

 

時間通りに開演。

秋山黄色登場~~~!!よりも

 

「え、ベース、赤い公園のひかりちゃんじゃね??」

 

の方が先に来ました。え、ひかりちゃんやん!と一曲目は全然集中できなかったw 

赤い公園好きなのよ。残念ながら解散してしまって、もうライブは観られないのですが、こうやって好きなアーティストのサポートでまた演奏している姿を見られるのは嬉しいですね。

本人のTwitter見たらしっかりツアーのサポートでベース弾きますと書いてありました。完全に見落としてました。

 

 

秋山黄色、一鬼一遊ツアーというツアータイトル通りの、遊び心満点のライブでした。パフォーマンスも演出もそうだけれど、ギターソロも原曲と大きくアレンジを変えたり、歌い方やメロも所々変えたり。曲と曲との間を即興でギターかき鳴らして繋げたり等。

 

ツアー3本目でこんなにユーモアのあるワンマンライブができるのかと驚きました。CDの原曲を再現しようとは意識していない、むしろこの会場でしか聴けない音を鳴らすぞという意気込みと、どうやったらライブが面白くなるだろうという探求心を表したようなライブでした。

そしてそれらをしっかり形にして出してライブで観客に伝えられる演奏力の高さは見事でした。秋山黄色本人もそうですが、サポートの方たちも凄かった。

 

「全く同じライブというのは存在しない」ということをバンドマンからよく聞きますが、まさにそれで。同じツアーでも会場ごとに違うし(経験談)、同じ曲でも変わる。一つ一つ形の違う、そして直ぐに消えてしまうシャボン玉のような儚さにはライブにはあるよなと改めて感じました。

 

 

さて、今回のライブでは軽くではありますが、ベースも披露していました。ベースは詳しくないんですが、スラップというんですか??ギターも上手いですがベースもめっちゃ上手いですね!

先月発売された秋山黄色のアルバム、ONE MORE SHABONはギターロックに拘るのをやめようと、ピアノだったりマンドリンだったり色んな楽器の音を入れているんですが、ライブでも「ギタリストに拘るのはやめて色々やってみようかな」という試みがみられました。次のツアーではピアノを披露するのでは!??知らんけど。

 

 

MCでは「ルールを守って自分のスペース内でライブを楽しんでください」と真面目な話をしたかと思えば、ギタリストの井手上誠さんをいじったりと和やか。かと思えばある曲の前のMCではおセンチな話もしたり。

とくに大きな不安や不満なんてないんだけど、今の生活が一日欠かさず毎日満足したものであるとは限らなくて。。。日常の物足りなさみたいなものを、今夜のよのうなライブで心を満たしながら生きていきたい。

 

 

アンコールを終えた彼は最後に会場の写真を撮って帰っていきました。無言でいきなり観客にスマホを向けたので、私も咄嗟にピースしたけど…ブレてる率高めや✌︎('ω'✌︎ )  自分のスマホっぽかった。何処かにアップするものではなく、自分で見返す用かな? 恥ずかしかったんだろうけど、一言「写真撮ります」くらい言ってくれ!w 

 

去年のツアーからさらにレベルアップした秋山黄色。凄い人が出てきたなぁ、そしてそんな彼を見つけられた事がもう幸運だ。(タイアップ多くて会社がゴリゴリ売り出してる感あるけどねw)

 

会場ではONE MORE SHABONの初回限定版を買って帰宅。アルバムはSpotifyで聴き込んでたけど、手元に残したいなと思ったのと、ライブが良すぎだからライブ映像付きのを購入した。

販売してたのは音楽処さんでした。久々に行きたいねぇ。

 

 

秋山黄色、これからの活躍にも期待です!凄く楽しかった!また行きたいです。ライブもう一度行かせてくださいね〜。ONE MORE!

 

Spotifyにツアーセトリのプレイリストありました。

一鬼一遊TOUR Lv.3 - playlist by Sony Music Japan | Spotify

 

 

スタエフの声ログstand.fm

 

脳内オリコンチャート17位の快挙!SHISHAMO 無許可トリビュートシングルを聴いた夜。

2022.4.2.sat.

 

SHISHAMOお招きツアーにいってきました。

 

SHISHAMO
SHISHAMO NO OMANEKI TOUR!!!〜開国2022〜
会場  Zepp Sapporo
2022/4/2 (土)  17:00 開場  18:00 開演

全席指定  5,500円

 

 

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16時半頃に到着。早く着いてしまったので適当に時間潰します。あまり教えたくないけど、近くのコンビニにイートインコーナーがあるので、そこで開場までゆっくりできますね。寒さも凌げて良い。

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さて、本日は指定席です〜。

今日は真ん中あたりでした。Zeppは音響がかなり良いんですが、今日は特に綺麗に聞こえました。場所が良かったのかな。

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座席に置いてあった。似顔絵似すぎだろwwwww

 

SEでは対バンのピロウズの他に、オレンジレンジスカパラも。今回のツアーでお招きした方の曲メインに流れていました。レンジのpapaを選曲していたのはクスっときました。musiQのアルバム曲ですよ。彼女たちは私より年下ですが、レンジ全盛期世代に入るのかな?

 


先に対バンのピロウズが登場。

 

一曲目からこの世の果てまでが来て、うおおおーーー!となったけど、SHISHAMOのお客さんが多いので正直序盤はちょっとアウェイかな?とも感じました。前にいたSHISHAMOファンであろう女の子2人組は完全に地蔵だったし。 それでも量産型彼氏を演った時は飛び跳ねてましたが。

 

はじめのMCでは自分達がおじさんであることを自虐に笑いを取りつつ、朝子ちゃんのリクエスト曲を演り会場を高めていくさわおさん。

 

ノンフィクションの間奏では毎回ノンフィクションの話やちょっとしたMCを挟む。「今年は札幌雪大変だったんだって??お元気でしたか…」

からの、いきなりシャツをバっと開けて着ているSHISHAMO Tシャツをドヤ顔でアピール!!これにはSHISHAMOファンも笑う。

 

個人的にはパトリシアを演ってくれたのが嬉しかったです。この曲昔から大好きで、心の中で「朝子ちゃんグッジョブ!」って思いましたw 久しぶりにライブで聴けて嬉しかった。

 

 この後SHISHAMOの曲の「量産型彼氏」をカバー。緊張する!って言ってたけど、しっかり歌い上げてましたよ。


www.youtube.com

 

もはや代表曲となったFunny Bunnyで会場と一体になった後、BOON BOON ROCK、About A Rock'n'Roll Bandとゴリゴリのロックンロールを鳴らして帰っていきました。

 

うろ覚えのMC

「見ての通り、俺たちは年老いている。何故呼ばれたのか、わからないだろ?俺たちもわからない。」

SHISHAMOは3曲くらいカバーしてくれているけど、俺たちはSHISHAMOの曲をカバーしてない。なので今夜カバーを披露します。」

「今年で何年目?…32年目? 緊張してます!だってSHISHAMOの曲、難しいんだもん!!おじさんと、おじさんと、おじさんと、おじいちゃんが披露します。」

(ここからハンドマイクへ。SHISHAMOの量産型彼氏)

 

「量産型彼氏のカバーを、 SHISHAMOの3人のためだけにレコーディングしてCDにして渡した。めちゃくちゃ喜んでくれた。」

 

 

ピロウズ大体のセトリ。

この世の果てまで

アナザーモーニング

ノンフィクション

パトリシア

量産型彼氏 (SHISHAMOカバー)

パーフェクトアイディア

ムーブメント

Funny Bunny

BOON BOON ROCK

About A Rock'n'Roll Band

 

 

 

ピロウズが終わった後は10〜15分ほどの転換でSHISHAMO登場。

 

 

3年前のアラバキ以来の SHISHAMOちゃん。あまりメジャーな曲はやらず、知らない曲も多かったです。でもどれもPOPで聴きやすかった。

ピロウズが好きみたいで、ノンフィクション、パトリシア、ムーブメントは朝子ちゃんのリクエストでした。

 

ボーカルの朝子ちゃんはアラバキの時も思ったけど、歌がとにかく上手く、圧倒的な歌唱力の持ち主。野外フェスはどうしても音質が下がってしまうけど、今回はZeppの音響が良いのもあってか凄く歌声が綺麗に聴こえました。生で聴けてまじラッキー!と思えるような素晴らしい歌声。

 

活動して今年で10年だそうです。まだ若いのに活動歴は長いんですな!高校生の頃からずっとやっているんですね。

本人達もこんなに長くバンドを続けられるとは思っていなかったみたいです。今日ピロウズのライブを観て、私たちも32年バンドを続けられるように頑張る!と言ってました。

ピロウズ先輩へのリスペクトと、バンドへの熱量を強く感じられたライブでした。

 

アンコールではさわおさんと真鍋さんも出てきてピロウズの曲、ガールフレンドをSHISHAMOがカバー。2019年のアラバキでも披露していましたね。


www.youtube.com

 

ちなみにこの記事のタイトルですが、レコーディングしたという量産型彼氏のカバーのCDの帯です。

THE PILLOWS / 量産型彼氏

SHISHAMO 初の無許可トリビュートシングル!量産型おじさん代表・ザ・ピロウズの徘徊、その脳内オリコンチャート17位の快挙!

 

SHISHAMOの3人凄く喜んでました。いやこれは嬉しいでしょうね~私も欲しい! ジャケット写真も撮って帯もあって芸が細かいw

SHISHAMO on Instagram: "🎉🎸対バンツアー3日目🎸🎉 4/2(土) SHISHAMO NO OMANEKI TOUR!!! 〜開国2022〜 @ Zepp Sapporo w/ the pillows 昨日は、初の対バンツアー3日目 ZeppSapporo公演 対バンゲストはピロウズ先輩でした🗣👏 ピロウズ先輩からなんと! 「量産型彼氏」をカバーし、レコーディングしてくださったCD、 『PILLOWS 32』をプレゼントしていただきました!!! さらに、 ライブでも「量産型彼氏」のカバーを披露していただきました🔥 そして! ピロウズの「ガールフレンド」を 山中さわおさん、真鍋吉明さんと一緒に演奏もさせていただきました🌸 the pillowsの皆様、 会場にお越しくだった皆様、 誠にありがとうございました🙌 photo by @shiva_eri #shishamo"

the pillows on Instagram: "今日はZepp Sapporo “SHISHAMO NO OMANEKI TOUR!!! 〜開国2022〜” に呼んでいただきました! SHISHAMOさんのカバーも演奏したり、ガールフレンドを一緒に歌ったり とても楽しい時間でした!! お越しの皆様ありがとうございました!!"

SHISHAMOちゃん、札幌にピロウズを呼んでくれてありがとう!素敵な夜でした。

 

スタエフの声ログ

🌓 SHISHAMOお招きツアーと、秋山黄色 一鬼一遊ツアーのライブレポ - moondust on the radio | stand.fm

憧れのロックスターに会えて、我が人生一片の悔いなし

2021.12.10.fri 

 

仕事の半休を頂いてベッシーホールへライブに行きました。

 

the giraffes / 山中さわおthe pillows

「GLASSAT NO UTAKATA」 Tour 2021
会場名 札幌BESSIE HALL
2021/12/10(金)  open 17:30 / start 18:00 

オールスタンディング 3,500円

 

 

目当てはピロウズ山中さわおさんです。今回はバンド編成ではなくソロでの弾き語りライブです。ベッシーホールは私が学生の頃から行っているライブハウスで、今回はもう何年ぶりだろう?というくらい久しぶり。最後に来たのは神様はサイコロを振らないのライブを観たときかな?

馴染みのライブハウスに行けるのも楽しみでした。

 

17時20分頃に会場に着くと、既に50人くらい人が並んでいました。

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チケットは余っているみたいだったけど、人はそこそこ入っていました。100人くらい?

 

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MONOEYESで学ぶ、ショートケーキの苺を先に食べる生き方を

2021.10.18.mon

 

約2年ぶりのMONOEYESフルバンドのライブが楽しすぎました。

 

MONOEYES
Between the Black and Gray Tour 2021

会場名 Zepp Sapporo
2021/10/18(月)  18:00 開場  19:00 開演

全席指定  2,600円

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入場制限、検温、消毒、マスク着用、スマホチケットで入場、ドリンク代は電子マネーでも支払い可能!ドリンクはお酒の提供無し、物販は密になるので無し(販売は通販のみ) 、ライブ中は歓声を控えて拍手のみ!と、かなりコロナ対策が徹底されていました〜素晴らしい。

 

 

今回のライブはスタンディングでなく全席指定。なんと運良く2列目の真ん中らへんでした。

こんな良番なかなか無いよー。

 

 

ライブが始まると、メンバーがばっちり見えました!さすが2列目!メンバーまで3mくらいの距離。もうこんなに近くで見れる事なんて無いだろうな。ましてやモッシュダイブ無しの指定席の安全地帯で…。音もスピーカーからではなく、ステージ上のアンプからガンガン聴こえていました。

 

普段ライブハウスでオールスタンディングでのライブをやっていて、メロコアやパンクな曲をやるのでフロア前方は常にモッシュダイブが起こります。コロナじゃなかったら、まず指定席でのライブはやらないであろうバンドです。これはとてもレアな経験になりました。

 

せっかくのMONOEYESのライブなのに、モッシュ出来ないのはつまらないかな?声が出せない状況でライブ盛り上がるんかな?なんて思ったけど、そんな心配全く要らなかった。最高の盛り上がりで終始楽しくて幸せなライブでした。

 

モッシュがない分、いつもより一曲一曲丁寧にライブに集中する事が出来た気がします。隣の人が臭ぇだとか、肘が当たって痛いとか、前の女の子が小さくて可愛いなとか、隣の兄さんの汗すげぇなとか、メンバーがよく見えねぇなとか、モッシュピットの中は口も悪くなりがち、余計なことに気を囚われがちです。

 

でもコロナが終息して、いつも通りにライブが出来るようになったら、思いっきりモッシュピットに突っ込む予定です。

指定席でじっくり聴くのも、モッシュして汗だくになるのも両方好き。

 

 

うろ覚えの細美さんのMC一部。

 

職務質問に合いました。ホテルからZeppに向かって歩いている時に、対向車線を走っていたパトカーが停まって、警察が走ってこっちに向かってきて。

『お兄さん、今パトカー見て止まったよね??』って言われて。Zeppの場所どっちだったかなぁって止まったんだよね。それで声かけてきたみたいで。

ギターケース見せながら、今日俺これからZeppでライブやるんですよって説明して、何もされずに解放された。ギターケースの中にもしかしたらライフル入っているかもしれないのに、そこはチェックしないんだなw 」

 

「曲の最中に、次のMCは何を話そう…と考えるのを辞めた。これじゃ誠実じゃないと、音楽聴きに来ているお前らに失礼だと思ったから。パッと思いついた事を話しているから、話しにまとまりがないや。」

 

「コロナでこんな状況になってしまって、後でいいや、来年行けばいいや、後で買えばいいや、それが全部通用しなくなってしまった。今まで当たり前にやってたことが一気に無くなって…。

だから、ショートケーキを食べる時、上にのっている苺を楽しみに最後にとっておく事はしないで、先に食べる、そんな生き方をしていきたいと思います。」

 

「人生、上手くいかない事が沢山ある。20代後半からバンドをはじめて、エルレガーデンが休止になって、これからどうしようって時に2011年には東日本大震災が起きて、2020年はコロナが発生して。でも今日ここでライブが出来てる事が凄く嬉しい」

 

「俺は意識的にお前らと関わるところを、ライブだけに絞っている。(おそらくTwitterSNSはやらないという意味) ベッドの上で死ぬ時に…ベッドで死ぬかわからないけど…お前らの事を思い出すんだろうなって今から考えている。一体どんな奴らだったんだろうって、お前らの事、俺何も知らないなって。だからと言って、面倒くさいから何かするつもりはないけど」

 

この他、奥さんと沖縄で豪雨に見舞われて雨宿りした話とか、今日のライブで得たものを、来月の武道館のライブまで持っていきたい等話してました。

 

 

このライブ中に、私は彼等のように、音楽に真っ直ぐに、誠実に向き合っていられているんだろうか?と、ふと思った。いつも音楽で沢山のものを与えてくれる彼等に、リスナーとして何か返せるものは何かな?と。

 

そして今日のようにライブに足を運んで、拳振り上げて、拍手を贈る。これが私の最大の誠実さで、真摯に伝わっていればいいなと、ステージに向かって手の平が痛くなるくらい、最後までメンバーに拍手を送り続けた夜でした。

MONOEYES、最高の音楽をありがとう!

MONOEYES "Between the Black and Gray Live on Streaming 2020" at Nippon Budokan - YouTube