moondust on the radio

The only heaven I know is heaven in the sound.

MONOEYESで学ぶ、ショートケーキの苺を先に食べる生き方を

2021.10.18.mon

 

約2年ぶりのMONOEYESフルバンドのライブが楽しすぎました。

 

MONOEYES
Between the Black and Gray Tour 2021

会場名 Zepp Sapporo
2021/10/18(月)  18:00 開場  19:00 開演

全席指定  2,600円

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入場制限、検温、消毒、マスク着用、スマホチケットで入場、ドリンク代は電子マネーでも支払い可能!ドリンクはお酒の提供無し、物販は密になるので無し(販売は通販のみ) 、ライブ中は歓声を控えて拍手のみ!と、かなりコロナ対策が徹底されていました〜素晴らしい。

 

 

今回のライブはスタンディングでなく全席指定。なんと運良く2列目の真ん中らへんでした。

こんな良番なかなか無いよー。

 

 

ライブが始まると、メンバーがばっちり見えました!さすが2列目!メンバーまで3mくらいの距離。もうこんなに近くで見れる事なんて無いだろうな。ましてやモッシュダイブ無しの指定席の安全地帯で…。音もスピーカーからではなく、ステージ上のアンプからガンガン聴こえていました。

 

普段ライブハウスでオールスタンディングでのライブをやっていて、メロコアやパンクな曲をやるのでフロア前方は常にモッシュダイブが起こります。コロナじゃなかったら、まず指定席でのライブはやらないであろうバンドです。これはとてもレアな経験になりました。

 

せっかくのMONOEYESのライブなのに、モッシュ出来ないのはつまらないかな?声が出せない状況でライブ盛り上がるんかな?なんて思ったけど、そんな心配全く要らなかった。最高の盛り上がりで終始楽しくて幸せなライブでした。

 

モッシュがない分、いつもより一曲一曲丁寧にライブに集中する事が出来た気がします。隣の人が臭ぇだとか、肘が当たって痛いとか、前の女の子が小さくて可愛いなとか、隣の兄さんの汗すげぇなとか、メンバーがよく見えねぇなとか、モッシュピットの中は口も悪くなりがち、余計なことに気を囚われがちです。

 

でもコロナが終息して、いつも通りにライブが出来るようになったら、思いっきりモッシュピットに突っ込む予定です。

指定席でじっくり聴くのも、モッシュして汗だくになるのも両方好き。

 

 

うろ覚えの細美さんのMC一部。

 

職務質問に合いました。ホテルからZeppに向かって歩いている時に、対向車線を走っていたパトカーが停まって、警察が走ってこっちに向かってきて。

『お兄さん、今パトカー見て止まったよね??』って言われて。Zeppの場所どっちだったかなぁって止まったんだよね。それで声かけてきたみたいで。

ギターケース見せながら、今日俺これからZeppでライブやるんですよって説明して、何もされずに解放された。ギターケースの中にもしかしたらライフル入っているかもしれないのに、そこはチェックしないんだなw 」

 

「曲の最中に、次のMCは何を話そう…と考えるのを辞めた。これじゃ誠実じゃないと、音楽聴きに来ているお前らに失礼だと思ったから。パッと思いついた事を話しているから、話しにまとまりがないや。」

 

「コロナでこんな状況になってしまって、後でいいや、来年行けばいいや、後で買えばいいや、それが全部通用しなくなってしまった。今まで当たり前にやってたことが一気に無くなって…。

だから、ショートケーキを食べる時、上にのっている苺を楽しみに最後にとっておく事はしないで、先に食べる、そんな生き方をしていきたいと思います。」

 

「人生、上手くいかない事が沢山ある。20代後半からバンドをはじめて、エルレガーデンが休止になって、これからどうしようって時に2011年には東日本大震災が起きて、2020年はコロナが発生して。でも今日ここでライブが出来てる事が凄く嬉しい」

 

「俺は意識的にお前らと関わるところを、ライブだけに絞っている。(おそらくTwitterSNSはやらないという意味) ベッドの上で死ぬ時に…ベッドで死ぬかわからないけど…お前らの事を思い出すんだろうなって今から考えている。一体どんな奴らだったんだろうって、お前らの事、俺何も知らないなって。だからと言って、面倒くさいから何かするつもりはないけど」

 

この他、奥さんと沖縄で豪雨に見舞われて雨宿りした話とか、今日のライブで得たものを、来月の武道館のライブまで持っていきたい等話してました。

 

 

このライブ中に、私は彼等のように、音楽に真っ直ぐに、誠実に向き合っていられているんだろうか?と、ふと思った。いつも音楽で沢山のものを与えてくれる彼等に、リスナーとして何か返せるものは何かな?と。

 

そして今日のようにライブに足を運んで、拳振り上げて、拍手を贈る。これが私の最大の誠実さで、真摯に伝わっていればいいなと、ステージに向かって手の平が痛くなるくらい、最後までメンバーに拍手を送り続けた夜でした。

MONOEYES、最高の音楽をありがとう!

MONOEYES "Between the Black and Gray Live on Streaming 2020" at Nippon Budokan - YouTube